セブンスの魅力の中でもご紹介していたように、この椿館の20畳以上あるサロンは、セブンス利用者とご家族の特権として、ご利用いただけます。
多くの見学の方は、この風情のあるサロンをご覧になって「いいわぁ~♡」とおっしゃっていただけます。
実はこの建物は、もともと企業の社長宅でして、作った当時この和室は贅をつくしたもの。柱は官材といわれる国有地などで育てられたヒノキの無節のもの。今では手に入らないもので、使われるとしたら熱田神宮のような特別な場所だとか。壁のキラキラは螺鈿が入ったもので、今では材料すらないし、塗れる職人もいないとか。天井は無節・正目の高級杉板、床は10センチ幅の板一枚が2万円くらいするものとか。ちなみに超立体的な欄間は今なら100万円でも買えないと。このレベルで家を一軒建てたら1億だ、とも。
どうしたそれがわかったかといえば、ここの部屋の回収で大工さんが柱や床や天井や壁を見て、すごいね。と。
改修で柱を一部切ったのですが、大工さん曰く「ワシら切った柱を恐れ多くて踏めない」と。。。。
そんなこと知らなかったので、釘を打ったり、色を塗ったりと、たいへん恐れ多いことをやってきました。
お伝えしたいのは、この風情は、今どきのハリボテのものでなく、本物の風情。本物の質感。
そんな歴史を知っていただいて、サロンを楽しんでいただけたらと思います。
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