日本映画「 私の人生なのに」 をご覧になったことありますか?
新体操部の女性主人公が車椅子になり、その事実を悲しみ悩みそして受け入れていく葛藤を描いた映画です。
自分のリアルな現実を受け止めること、そして、次に進もうとする姿が印象的でした。
いろいろな人がそれを支えていました。
自分が車椅子になり、今までの自分ではなくなったという感覚。それに対して、外からは、君は確かに歩けなくなったんだけど、自分を信じて、自分を大切に。と。
それって、理屈としてはわかりますが、なかなかそうは受け止められないと思います。
軽々に何が正しいなんて言えませんが、君らしくがんばれも言うのは、当事者の意識とは違う気がします。
そもそも、今の自分を受け入れる、でなくて、自分は自分で、前と違っても、人と違っても、今の自分が自分なわけで、同時に未来の自分も、今の自分とは違うかもしれないですよね。
人は、変わっていきます。年齢も自動的に重ねます。
今の自分から脱け出そう、とか、変わろうとか思うのでなく、今の自分にとって、何が良いのか、何に関心があるのか、何に惹かれるか、だと思います。
つまり、今の自分を否定することなく、まして、このままではいけない!なんて、そんなヘビーな話でもなく、心の中、どこかにあるお気に入りの自分を密かに大切にして、膨らませて、そのタネをちょっとづつ育てていくということでしょうか。
セブンスのある椿館は、そのタネが育つための、プランターだったり、水だったり、肥料だったりします。そうなりたいと思います。
いつでも、見学お待ちしています。
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