出自。
どこから生まれたのか?
どこから始まったのか?
どっちから来たのか?
セブンス・ファクトリーは、障がいのある方に利用いただける就労継続支援B型施設です。この言葉自体が分かりづらくしていますね。言い換えれば、社会で生きづらいと感じる人のための、研修的職場です。研修的というのも抽象的ですね。セブンスでは、どんな研修的仕事をするのかについては、もちろん本人の意向や志向に寄りますが、事例とすればこんなかんじです。色々あるのがわかっていただけるかと思います。でも、これだけではなくて、応援いただける人たちとともに、もっともっと幅を広げていけたらと思います。
さて、話を戻して、出自。
一般的にこうした施設は、福祉の事業をすることから始まります。障がいのある方が置かれている就労環境などをみて、働く場所を作ろうという思いから始まるということです。障がいをお持ちの利用者の方は、仕事をしに来ます。施設は企業などから仕事を受けるなどして供給していくのが一般的です。
もともと福祉に関わっていた人は、当然経験も知識もありますから、あとは仕事があり、それによって収入が得られれば工賃を支払うことができるわけです。ちなみに工賃は、国の補助をあててはいけないことになっています。
セブンスの出自
セブンスも就労継続支援施設ですから、福祉に対する思いや、障がい者の置かれた社会環境を良くしようという意味では熱い思いは同じです。ただ、大きく違うのは、セブンスの出自は、生産者であるということです。つまり、生産技術や経験、そして場所や機材を持った生産者が始めた施設であるということです。生産者であるから、生産物があり、メーカーとしてのその生産技術を利用者さんに伝えることが、そのまま職業研修になっていきます。それは、先ほどご紹介したWORKのページをご覧いただければお分かりいただけるかと思います。
セブンスは・ファクトリーは、一般社団法人ですが、非営利株式会社である(株)ideaiとの連携で業務をしています。そしてideaiは、濁酒、果実酒の酒造免許も、独自の天然酵母パン製造技術も、その他さまざまな発酵食品や加工食品の生産や、そのための10反もの農地や販売のための店舗や施設、キッチンカーがあります。このタッグこそが、セブンスの社会的提案であり、挑戦でもあります。
障がい者雇用の社会的な課題は多くあります。ご承知のように、一言で障がいといっても様々です。セブンスが始めたこの方法が、どんな形に成長していけるのか、社会的・先進的事例となっていけるのか、結果として利用者さんが、きちんと技術を持って社会に出ていけるのか。経営が成り立つのか。
すべてがこれからの課題です。
当たり前ですが、社会は、経済で回っています。
障がいを持つ方が、社会経済の中で社会的地位を持つ必要があります。
以前も書いていますが、たまたまある分野で不得意なことがある方を障がい者というわけで、不得意なことを除けば、大きな得意を持つことができるはずです。
セブンスは、出自に自信を持ち、ミッションを果たしていきたいと考えています。とは言え、まだまだ始まったばかり。
まずは、こんな場所ができたことをたくさんの人に知っていただき、ご利用を考えている方に、見学をいただくことから始めています。
応援よろしくお願いします。
定員は20名です。
0561.76.1542
7factory1542@gmail.com
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