10人しかいなかったらもしも今、自分がいる社会に自分も含めてたった10人しか人がいないとします。当たり前ですか、誰でも自分のことを考えます。一人一人が自分のことを100%考えるすると、1人で100。10人それぞれが100となります。そういうことだと、病気になった時、困った時にも、それぞれが自分のことしか考えないので、助けてはもらえません。また他人が病気でも、自分に100使ってますから、助けられません。では、全員が自分のことは10%考えて、あとの90%は他の9人に対して10%ずつ配るとしましょう。全員から10%ずつ思ってもらうので、結果全員が100を持っていることになりますね。それが協調・共有・互助の社会です。社会には100%自分のためという人が結構いると思います。他の人から何ももらえないしもらっていない、、という人もいるかもしれません。自分は他人たちに90%差し出しているか、、他人のことや他人の気持ちを自分はさておいて思ったことがあるかと考えたらわかります。いざとなったらどちらが幸せか。。それをみんなで考え、平和な世の中にしたいですね。支えていると意識せずに支え、支えられていると意識しないで支えられている社会。誰もが友達で、探さなくても友達がいる社会、セブンスはそんな社会を目指します。2020.03.24 14:25
見えないけど見えるものコロナウイルスをはじめ、感染等で体調を崩された方、早く良くなりますように。ウイルスなどの細菌は人の目に見えません。見えないから怖いし、どんな動きをしているかわからないその不安は計り知れません。では、見えないものが怖いものかと言うと、そればかりではありません。というのは、日本の発酵文化を代表する麹、酵母、納豆菌などなど、一粒一粒は見えないもので、食文化は成り立っていると言えるからです。セブンスでは天然酵母パンを作る作業をします。パンの中には酵母がたくさんいます。十数年、種継を続けてきたパン種です。酵母などの微生物がいないパン種は、そもそもパン種とは言えず、小麦粉粘土です。もしくは、うどんの生地。酵母が糖を餌にして二酸化炭素を吐き出し、小麦粉生地の層に空気が溜まってパンになります。市販のイーストで作るパンは、レシピに「イースト◯◯g」とあるので、パンに入る酵母の量がある程度わかると思います。その分量より少ないと、ちゃんとしたパンになりません。当然ですがちゃんと膨らまないのです。うんともすんとも言わないパン種は、やはりパンとは言い難いものです。でも少しは酵母が入っています。パンなのか、パンでないのか。。悩ましいですね。酵母は倍々に増えますので、環境にもよりますが、時間が経てば、また餌があり、邪魔するものがなければ物凄い量に増えます。その時初めてパンと言える、パンと分かるようになります。膨らんだパン種の中にはおびただしい数の酵母がいるんだなぁ、、と思うと、目に見えないはずの微生物が見えるような気がしてきます。ヒトの身体に棲み着くウイルスも、条件が整えば爆発的に増えるでしょう。その時「陽性」なのでしょうね。すごく少ない時は「陰性」。この場合はウイルスはゼロかもしれないし、いくらかいるのかもしれない。でもゼロとは言えないのです。だから誰でも保菌している可能性がある。そのヒトの免疫力がなくなった時、ウイルスがゼロじゃなかった場合、その数は爆発的に増えて「陽性」になるんだな、、、と。微生物を使う仕事をしていると、そういう風になんだか見えるような気がしてきます。つまり、陽性になるポイントが今までよりは納得できるのかもしれません。理解していても運悪く感染するかもしれません。でも、見えない味方と見えない敵を見極めるチカラ、少なくとも見えない敵の特性を知ることは、予防には一役買ってくれそうな気がします。2020.03.01 16:00
それぞれのセブンス。先日、ご家族の方が、ここに来て心がラクになったと言われました。セブンスは、障がいをお持ちの方のための施設ですが、ご家族の方のお役にも立ちたいと考えています。また、利用者さんには、ここに来ると元気になる。今日の作業は初めてのことだったけど楽しかった。心地よい疲れもあって、楽しい。などの感想をいただいています。セブンスは、いろいろな場所があり、いろんな作業があります。作業部屋も一つだけじゃない。畑も田んぼもいくつかあります。あんこ椿もあります。飽きのこない作業も沢山ご用意しています。ですから、何をして良いかわからないという方、手探り状態から脱出できるかもしれません。嫌なことを忘れたいのに忘れられない。。そんな時、今まで体験したことのないことをやってみて、集中して、その間は嫌だったことも忘れてしまう、そう仰る方もいます。それぞれの働き方があるセブンス。是非一度体験ください。2020.02.28 15:10
楽はたのしい?くるしい?ラクってなんでしょうね。楽ちんのラク。面倒で無いことをラクラクって言いますよね。なんで楽ちんって言うかというと、それまでに面倒や苦労があったからこそ、それと比べることによって楽ちんと思えるのであって、その場合は「楽しい」って言える気がします。例えば、単純作業をすることは、ラクと言えばラクです。これまで他にやってきたことと比べて面倒じゃないから、少しの間は楽しいです。そのうち楽しい気持ちはどんどんなくなっていくでしょう。苦しくなってくることもあります。セブンスでは単純作業を長時間することはあまり無いです。作業の中には面倒なものもあります。嫌だなと思うこともあるかもしれません。でも、長時間はしないから、次にラクな作業が来たら「♫〜」となるんじゃないでしょうか?セブンスは、小さな建物の中ですが、この中にいろんな分野の小さな職場がたくさんあって、ある時はパン屋さん、ある時は、弁当屋さん、ある時は農家、ある時は加工工場、ある時は酒蔵。。。数十年、体験したことがないことを1ヶ月の間にどれだけ体験できるか、、、きっと見たことがない人には想像つかないでしょう。ちなみに、楽な作業だけではありません。体を動かす作業もあります。でも、楽ちんがイコール楽しいじゃなくて、慣れないことを成し遂げた、知らないことを知った、ちょっとたいへんだったけど、楽しい!ってこともたくさんあります。セブンスは、そういうB型です。ご利用をお考えの方は、是非様子を見に来てください。0561.76.15427factory1542@gmail.com2020.02.26 09:55